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スタンプ

弊社が起業間もない頃、業務の中心は印刷物のデザインでした。

 

しかも、成果物の中に多くの広告を含むもので、制作はクライアントのみならず、クライアントの先にいるスポンサーとのやりとりも必要なものでした。

 

そんなとき、活躍してくれていたのが「一校」「二校」「校了」「念校」「責了」など原稿の進捗状況というか、やりとりの段階を表すスタンプでした。

 

スタンプの内容はそれだけではなく、「ポジ在中」「MO在中」「折曲厳禁」「〇月〇日までにご返却ください」といったものもあります。

 

ポジなんて、弊社のスタッフの中には見たことがない者さえいます。

 

今やデジタル主流の時代。画像データのほとんどがデジタルカメラで撮影され、デジタルデータでやりとりされ、制作に使用されています。ましてや、印刷工程に移る際に印刷工場へ送るデータも、かつては版下のメインとなるIllustratorやQuarkExpress、Indesignなどのデータとともに、そこに配置されている各画像のデータを揃えるのが当たり前だったものが、現在はそれらを整備するまでもなくPDFファイルを一つだけ渡す、ということもあります。

 

また、MOを使ったことがない世代も業界には多数いるでしょう。

 

外部記憶メディアの主流がフロッピーディスクだった頃、MOはその何百倍もの容量を持ち、書き足しや書き換えもできる、夢のようなメディアでした。導入当初はMOドライバ(読み書きを行うハード)の性能により、使用できるMOの容量が256MBまでだったり、512MBまでだったりした覚えがあります。弊社でも、MO使用時代の後期になってやっと640MBまで対応するハードを2台導入したのを覚えています。しかし、やりとりの主役は230MBでした。

 

話を元に戻しますね。

 

これらのスタンプは、原稿を紙に出力して、その余白(トンボの外側)に捺印しました。

 

そして、宅配便や郵便局の「翌朝10時便」などで送っていました。

 

つまり、紙出力の手間はもちろん、そこにスタンプを押して封筒に入れ、送り状を書き、郵便局まで走って(翌朝10時便は浜松西郵便局の24時が最終受付で、毎晩のように時間と戦いながら浜松西局まで走りました)、という手間と時間をかけていました。そうしないと、納期に間に合わせられない、というジレンマがあったのです。

 

データはPDF化してメールで送信するのが当たり前になってしまった時代。最近、めっきり使う機会が減ってしまったスタンプたちですが、今でも時々活躍してくれています。このスタンプを作ってくれた会社も、現在は全く違うジャンルの商品を扱っており、こういったグラフィックデザイン業界特有の商品は扱わなくなってしまっています。

 

ここで思い浮かぶのが、弊社をご指導いただいたコンサルタントの先生の言葉です。「生き残れるのは強い会社ではなく、時代に合わせて変化することができた“時代適応企業”だけだ」と。ダーウィンの進化論ですね。

 

昔を懐かしんでオールドマックの話で盛り上がるのもたまには良いですが、時代に合わせてどう変化していくか、常にアンテナを高くして、なおかつ自らを変える勇気と実行力を持たないと、生き残れない厳しい時代です。

 

弊社はお客様のご要望に「NO」を言う会社で有り続けます。すべて「NO」ではありませんが、決してYesManにはならない、という意志です。広告宣伝と集客のプロとして、お客様の真のご要望に応えるために、目先だけのご要望と見受けられ真のご要望に添わないと判断されるものには強い意志を持って「NO」を申し上げ続けられる姿勢で有り続ける所存です。