愛知県豊橋市に本社を構える神野建設株式会社様のホームページを全面リニューアルさせていただくのは今回が3回目となります。
各リニューアルの途中でも、何度か小~中規模のリニューアルはありましたが、これまで5年前後に一度位のペースで全面リニューアルをさせていただいてきました。
今回リニューアルが必要となったきっかけは
①愛知県東部では例がない特殊工法を導入しているため、これを周知したい
②港湾土木という特殊な部署があるので、これも周知したい
③コロナ禍で対面営業ができないため、電話やZOOMなどのWeb会議システムで営業ができる内容のホームページが欲しい
というポイントです。
この他にも、約130年続く社歴や地元密着型で真面目に一生懸命業務に取り組む姿勢、先輩が後輩を大切に育てる社風なども伝わるように構成しました。
神野建設様には愛知県東部では他社導入例がない特殊工法がいくつかあり、また「港湾土木」という珍しい専門部署・業務もあります。
これを神野建設様の特色として紹介すると同時に、そのいずれかをお客様へ説明する際にはページ推移することなく、説明から事例、流れ、FAQ、問い合わせなどが完結するランディングページ型の構成にしました。
例えば、地中に埋設されている管(いわゆる「土管」ですね)が老朽化や地震等でヒビ割れや接合部のズレが起きていた場合に地面を掘らずに既設管を水密性バツグンの管にスピード更生する特殊技術だけでも用途や状況に合わせて4種類あります。
これらを同じページでまとめて説明しようとするとかなりややこしい構成になりがちです。
それを避けるためには各工法を独立したページで取り扱うわけですが、それぞれのページから実例や流れ、FAQ、問い合わせ等について別ページへ推移させることで離脱はもちろん、最適な工法を勧めているにもかかわらず元のページへ戻らず他の管更生法のページへ行かれてしまうとお客様も混乱されてしまうかも知れません。
そういった問題を事前回避するために、1ページ完結型のランディングページスタイルを採用しました。
コロナ禍になって約1年、神野建設様の営業現場では対面営業ができないことが大きな悩みの種となっていました。
特殊工法のパンフレットなど紙媒体での説明も、郵送してから電話やWeb会議システムでの説明という時間を要するものであり、パンフレットに記載されていない内容を説明するためには追加資料が必要であったりと、問題が絶えなかったようです。
そこで、非対面でもZOOMなどのWeb会議システムを利用しながら画面共有をして説明を進められるようにページの構成を行いました。
神野建設様では企業の公式サイトの下層にリクルーティングに特化した採用専用サイトを運営されています。
採用専用サイトは当然ながらターゲットは就職希望者です。そして、サイトの内容はターゲットが求める情報に特化しています。
企業の公式サイトで触れられている内容はとりあえず就職活動時点で全てが必要な情報とは限りません。むしろ、採用に特化し、それ以外の情報をそぎ落としていることでターゲットに伝えたい情報を可能な限り多く濃く提供できる利点があります。
弊社では毎回、新入社員さんを中心に数名のインタビューを行います。可能であれば現在現場監督を務めている現場まで案内していただき、そこでの仕事風景も撮影します。
こうして、そこそこ長い時間を共有しながら、アンケート用紙の記入や簡単なヒアリングだけでは出てこないような本音の部分を自然に引き出します(ちょっとしたテクニックが必要なときもありますが)。
就職希望者の皆さんが知りたい部分は何か。彼らが将来を描ける取材内容なのか。そして実際に働く社員は会社にどんな思いを持っているのか。確実に取材することが我々プロの仕事だと考えます。そして、真剣に夢を語る姿と笑顔を撮影しています。
このページの前半でもお話ししましたが、神野建設様ではさまざまな特殊工法を導入されています。
その中の一つが柱が無い倉庫や工場の建築です。柱が無い大空間は倉庫や工場が内部のレイアウトを組んだり変更したりするときに非常に有効ですが、強度の問題から簡単には建てられないため特殊な工法として注目されています。
今回はこの特殊工法を「E-space」としてブランディングし、公式サイトとは別に独自ドメインを取得して専用ホームページを作成しました。