導入実例:農業~みかん農家の高林様

【高林様ご夫妻と選果工場にて】

2022年晩秋に初めてのホームページを作成された浜松市のみかん農家である高林様にお話を伺いました。

ホームページにはECサイトとしての機能が備わっていますが、商品のPR部分がほとんどなく、高林様が農業にかける想いや様々な方への感謝などのウェイトが非常に高いのが特徴的です。

消費者の方々への直接販売をはじめるきっかけややりたかったこと、そして今後のことなどを明るく語ってくださいました。

(取材日:2022年12月)

みかんを多くの人に届けたい……だけじゃなくて

Q.ECサイトを作ろうと決めたきっかけは?

ウチのみかんを多くの人に届けたい、食べてもらいたい、という想いが一番ですね。一部のお得意様が遠くの親戚知人へのお歳暮やお年賀として毎年送ってくださっているケースもありますが、今のやり方ではほとんど地元止まりなんです。

やっぱり今の時代は販売店を開拓していくよりもインターネットで普及していく方が早いし、簡単だし。中間マージンがかからない分、お客様へお安く提供もできるじゃないですか。でも、それだけじゃないんですよね……。

Q.と、おっしゃいますと?

僕はこのみかん農園に、農業そのものに、自分なりの思い入れやこだわりや誇りを持っています。販売だけじゃなくて、そういった大切にしている部分を伝えたい、感謝の気持ちを表していきたい、って思ったんです。

例えばここで働いてくださる皆さん。親父の代から働いてくれている人もいらっしゃって、「お前のおしめ何度も替えたぞ」って今でも言われます。皆さん、ここでの仕事に生きがいを感じてくれているのがヒシヒシと伝わってくるんですよ。それで、「ああ、この人達って一番の財産だな」って。

いろんなワガママを聞いてくれる会社を探していた

Q.制作会社選びのポイントは?

色々こだわりたいから、ちゃんと要望を聞いてくれる制作会社が良いと思っていました。でもどこに頼んだら良いのか分からなかったので、複合機等のハード関係やネットワーク、伝票発行などのシステム関係をお願いしてる方に相談しました。

結構変わったこととか無茶言っちゃうかも知れないけど、それでも何とかしようと考えてくれるトコ。急な変更があるかも知れないし、普通は絶対そんなことしないよ、ってことだったとしても愛想を尽かさずに付き合ってくれるトコ。あとは口で言うよりも会って話をした方が絶対伝わるから、来てもらえる距離にある会社で、逆にこちらからも気軽に会いに行けちゃうトコが良い、って。

あと、結構バカ話するし、変態だから、同じ目線で話してくれるトコが良いな、とも付け加えたら、「変態!それならエンジェルさん一択です!」と推薦されてお会いすることになりました。

ちょっと一言~エンジェルデザインからの振り返り話

高林様の農場へ向かう車中で紹介者さんから色々と説明を受けました。
こだわりが強い人で、かなりの変わり者らしい。納得できるものには躊躇せずにお金を払うが、納得できないものは頑として受け入れないという。まあ、ある意味当たり前の話か……、と思いながら現地到着。

我々の車が来たのを見て明るい表情で飛び出してきてくれたのが高林さんでした。「想像していた頑固親父と全然違う!」

でも、作業場の壁に掲げられたパネルの内容を見て、経営者として、また農業従事者として、強いこだわりを持っておられることがビシビシと伝わってきます。

お話しをお聞きする中で「無茶」とか「変態」とかのワードがポンポン出てきて、「それでウチが呼ばれたのか~!」と思わず出た一言で一同大爆笑!
紹介者さんもECサイトのバックヤードから配送会社さんの伝票発行や帳簿への落とし込みなどのプログラミングで協働していくこととなり、こうして変態集団のコソコソ話がスタートしました。

やりたかったこと

Q.ホームページに何を求めていましたか?

さっきも言いましたがスタッフ自慢をしたかったですね。それと、僕の果物に対する想い。手元に届いたみかんの保管方法。ちょっとわかりづらいウチの農園までのアクセス方法。協力会社さんや世話になった人、影響を受けた人などへの感謝の気持ち

カッコいいホームページにはしたくない、というのもあります。隙があるデザインが良い。素人が作ったような粗さがあって。ホームページだとできるのか分からないけど、版ズレとか色ムラとかインクのシミとか、わざとそういうのを残したい、って思ってました。

エンジェルさんにも「え~~~っ!!ホントに良いんですかぁ!?」ってビックリされましたが、Google検索に引っかからないようにして欲しいんです。「みかん 浜松」とかで検索しただけでウチのみかんのことを何も知らない人に食べてもらおうとは思わないから。商品PRもホームページでは徹底的に省きたい。宣伝はイベントなんかに参加して試食を配りまくって自分たちの手足でするのでOK。

だけど、ホームページへ来てくれた人に対しては、誰でも買える、買いやすい、シンプルなECサイトにしたかったですね。入力項目とかもできるだけ少なくて、こういうの使い慣れてないお年寄りでも迷わないような。

引き渡し方法は大きく分けて2通り。通常のECサイトと同じように購入した商品が配送便で届くパターンと、もう一つはウチまで取りに来てもらうパターン。たくさん買ってくれて取りにまで来てくれた方にはサプライズでオマケも付けちゃおうかな、っていう企画です。

それから、サイトでも予告している通りみかんの定期便を計画しています。それぞれの品種で最高の旬の状態を収穫して、2~3日の間にお届けする、人数限定のプランです。

ちょっと一言~エンジェルデザインからの振り返り話

「カッコいいデザインにして」「検索結果で上位表示されるように」……。通常お客様からの要望はこれです。もれなくついてくる要望です。作る側も、せっかくならカッコいい方が「ウチが作りました!」って自慢できるし検索結果の件も同様ですよね。

ところがその真逆を求められて、正直戸惑いました。それでもそのご要望の根拠に納得したのでとことんお付き合いすることに。Webフォントも手書き風の物を探し、ページによっては高林様直筆の色紙をスキャンしてそのまま掲載。しかも汚れや紙の端に折れジワがついていてもそのまま使用させていただきました。

公開前の最終確認の際、エンジェルデザインはページ最下部に名前を出すとこを指示されました。~これって、制作責任?(^▽^;)

できあがったホームページは

Q.ホームページが完成してどうですか?

ホームページのオープン前からイベントなどに参加して多くの方に試食してもらいました。その際に、QRコードが印刷してあるカードをお配りしていたので公開直後からご注文をいただけました

公開から実質2か月程度ですがお陰様でコンスタントにご注文が入っています。北は北海道から南は九州まで、幅広く出荷させていただきました。会員登録してくださった方も50名位いらっしゃいますね。

エンジェルさんも「ホームページは納品された時点が最悪状態なんですよ」って言ってましたが、公開してみて初めて分かる問題って確かにありましたね。

まだまだ認知度も低く、それほどたくさんの注文が入るわけではない今のうちに、とにかくECサイト運営に慣れることと、問題点や改善点をひとつでも多く見つけてそれに対応していきましょう、と話し合っています。

でも、やりたいことが形になって、描いていたこれからのことが実現できる実感がわいています。お陰様でかなりの方向転換の年にすることができました。

みかん農園 高林様 
ホームページ制作情報

● URL: https://mikanyakamin.com/
● 制作期間: 約3か月
● 制作費用: 100万円台前半
● 無料サポート: レンタルサーバ契約代行、ドメン取得代行、カード決済代行サービス導入